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西村大師堂のしだれ桜再生200年計画 (2018-4-26 15:35:44)
地域おこし協力隊の 中村 です。
先日 矢野文隆さん のご自宅で
中津のしだれ桜について
と、
「さくらの里づくり」活動
についてお話を聞くことができました。
しだれ桜については 2018 年4月、
桜は咲くことなく再生不可能となりました。
しだれ桜再生 200 年計画
というプロジェクトが始動しています。
しだれ桜がこのまま無くなってしまうかもしれない
ということで、
矢野文隆さんが実生より育てていた苗木の内、
面河地区の中川隆範氏 所有の 1 号、
大人の音楽学校校長の羽澤修一氏 所有の 2 号
を二世桜として、西村大師堂のしだれ桜の近くに移植して中津のシンボルにする。
という計画です。
なぜ枯れてしまってすぐに二世桜の移植が可能になったのか。
ここの説明をしたいと思います。
矢野文隆さんは、
2002 年頃から弱っていく中津のシンボル
西村大師堂のしだれ桜
に危機感を抱いていました。
本格的に動き出したのは 2004 年頃からということです。
まずは種を拾い、育てて発芽させ、移植する。
この三つの過程を経て今の二世桜の存在があります。
この活動は後述する さくらの里づくり 事業
と並行して行われました。
※ 枯れるのを見越して行っていた事業でしたが、
それでも生かすための試みは行われていました。
http://nakatsu-ehime.sblo.jp/article/106150329.html
地域住民の想いが伝わってきますね。
「さくらの里づくり」活動
地域の高齢化が進む中で、
後世「さくらの里」づくりを実践するため
5万本の植樹を目標に、
桜の 種拾い 選別 洗浄 播種 移植 育苗 植樹祭 下刈り作業 などを行い、
平成28年までに植樹は 20,000 本を超えました。
かなりの人手が必要なのはおわかりかと思いますが、
これらの作業はほとんどがボランティアで行われています。
危機感を抱いて立ち上がった 矢野文隆 さんをはじめとする、
柳谷の有志が集まってここまで 繋いだ さくら事業。
次の世代がこの活動を引き継ぎ。
未来につなげていかなくてはなりませんね。